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新型コロナで大激変、いよいよ日本から「モーレツ社員」が消える…!

「新型コロナ後」の世界は大きく変わる
藤野 英人 プロフィール

「社畜文化」はもう終わる

企業経営者からすれば、プレゼンティズムを減らすべきことは明らかで、「体調が悪ければ休む」ことは、従業員に対して当然に要請されることだといっていいでしょう。

〔photo〕iStock

一方で、この「健康経営」の考え方は一般のビジネスパーソンにはまだあまり広がっておらず、ある企業の調査によれば2割程度の認知度にとどまっています。企業側が健康経営について意識を高めているのとは、温度差があるといっていいでしょう。

日本の「社畜文化」を変えるには、従業員側が企業の変化について知り、「体調が悪くても出社しなければ」という古い考えからいかに意識をアップデートできるかも重要ではないかと思います。

「新型コロナ後」に予想される変化はほかにもあります。

私は以前から「今後はテレワークと多拠点生活が進む」と言い続けてきましたが、新型コロナウイルス問題により、この変化はよりスピーディーに進むことになるかもしれません。

従来は、東京オリンピックを契機に都心の人混みを避けて仕事をするスタイルが広がるのではないかと見ていましたが、これが前倒しになるだけでなく、東京以外の多くの地方で同様の動きが出てくるのではないかと思います。

 

また、テレワークや多拠点生活のインフラとなる通信網について、5Gの普及が始まろうとしているのは示唆的です。

今後はテクノロジーの進化により、「不特定多数の人と接して病気になるリスク」そのものが減少していくのではないかと思います。また、テレワークの広がりやサテライトオフィスの拡充、地方への移住の増加などは、子育てしやすい環境を選べる人が増えることを意味します。

長期的には、子どもを増やす効果もあるかもしれません。