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新型コロナで大激変、いよいよ日本から「モーレツ社員」が消える…!

「新型コロナ後」の世界は大きく変わる
藤野 英人 プロフィール

24時間戦えますか

しかし今では、健康経営という言葉を知らない経営者はほとんどいなくなりました。

〔photo〕iStock

経済産業省が実施している「健康経営度調査」では、「従業員の健康保持・増進」について明文化している企業は、平成26年に53・3%だったものが令和元年には87%へと急増しています。このデータからは、健康経営という言葉や概念が経営者の間に浸透していることがわかるでしょう。

健康経営のキーワードに、「プレゼンティズム」と「アブセンティズム」という言葉があります。

プレゼンティズムというのは、出勤はしている(present)ものの、何らかの健康問題によって業務の能率が落ちている状態のこと。これは企業側から見れば、健康関連のコストが生じている状態とも言えます。

一方、アブセンティズムとは心身の不調で欠勤や休職している状態のことです。

 

このうち健康経営を目指す企業がフォーカスしているのはプレゼンティズムです。

日本にかつて「モーレツ社員」「24時間戦えますか」といった言葉があったことからも分かるように、日本はプレゼンティズムが非常に多いと言われています。

この点、健康経営で先行する欧米のデータでは企業の健康関連コストの大部分を占めるのはプレゼンティズムであることもわかっており、従業員が健康であること、そのうえでパフォーマンスを十分に発揮することが経営に好影響をもたらすことは明らかだからです。