新型コロナ、全日本人が知っておきたい「大騒動の論点」

検査は万能なのだろうか…
原田 隆之 プロフィール

検査は万全なのか

質問に立った野党議員に代表されるように、「検査、検査」と大騒ぎしている人々は、検査をすればそれで何か解決できると思っているのだろうか。

ニュース番組では、一般の人が「熱があって病院に行っても検査してもらえないので、大泣きしてしまった」などと訴えていた。

しかし、検査は万能ではない。特にこの新型ウイルスの検査は、感度が低いことが専門家によって明らかにされている。簡単に言うと、検査で陰性となっても実際は感染している場合がかなりある(偽陰性)ということだ。

陽性、陰性というように「シロクロ」つける類の検査は、どのような検査でも、以下の4つのパターンがあることを念頭に置いて議論しないといけない(表1)。

表-1 検査結果の4パターン
 

まず、真陽性、真陰性というのは、検査結果が正しかったというケースである。実際に感染していて、検査の結果「陽性」と判定されるケースが「真陽性」である。一方、実際に感染していないときに、検査でも「陰性」となるのが「真陰性」である。

しかし、先述のように「偽陰性」(検査では陰性だったが、実は感染していた)、「偽陽性」(検査では陽性だったが、実は感染していなかった)ということも少なくない。