〔PHOTO〕gettyimages

新型コロナ、全日本人が知っておきたい「大騒動の論点」

検査は万能なのだろうか…

感染と不安の拡大

昨年末に中国で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生がはじめて報告されてから約2ヵ月が経った。しかし、感染は世界中に広まり続け、過度な不安が蔓延している。

前回の記事(「新型肺炎『不安の正体』人々はなぜパニックに陥っているのか」)でも不安やパニックの心理的な分析をしたが、そのなかで特に焦点を当てたのは、「マスク問題」であった。

街中はマスク姿の人であふれる一方、店頭からマスクが消えて久しい。記事では、マスクをしただけで感染予防をしたつもりになっていることの危険性などを警告した。

〔PHOTO〕gettyimages

今回、焦点を当てたいのは、「検査」についてである。

ウイルスに感染したかどうかを検査するには、PCR検査という検査が必要で、インフルエンザのように病院で簡易キットによる検査ができない。このことが「検査難民」を生み、さらに不安が増大しているという。

先日の国会でも、野党がこぞって「なぜ検査ができないのか」と政府を責め立てた。ある議員は、「民間の検査機関を総動員すれば1日に4,000件近い検査ができるのに、現状では1日に900件程度の検査しかしておらず、危機感が足りない」と声を荒げて主張していた。

 

このような騒動に対して、たとえば堀江貴文氏は、「騒ぎすぎだ」と切って捨て、「普段からウイルスが蔓延しやすいところにいる人や、インフルエンザワクチンを打たないような人が大騒ぎしているのは滑稽でしょうがない」と述べている。

古市憲寿氏は「検査を受けても新型コロナウイルスは特効薬もないわけですし、基本的に自宅で安静、重篤化したら病院に行くっていうわけで、検査結果がどうであれ対応は変わらないわけですよね」と述べ、検査について疑問を呈している。