ガンバ大阪・遠藤保仁、40歳でも「先発出場」を続けられる理由

変わらないスタンスがある
二宮 寿朗 プロフィール

大記録も通過点にすぎない

フィールドは平等。別に若手がチームを引っ張ったっていい。逆に若手だからもっと頑張れというつもりもないです

彼のなかに「若手だから」「ベテランだから」はない。答えはシンプルで、力のある者が試合に出ることができるという考え方だ。

自分のパフォーマンスを上げるために日々の努力は欠かせません。優勝したいとか大きな目標はありますけど、まずは試合に出るためにはチームメイトに負けないようにしないといけない。毎週のようにやってくる試合で、最高のパフォーマンスを出していくという努力は1年通して欠かさずやっていかなきゃいけないこと

監督が求めているものを理解し、吸収しながら自分を出していく。ケガなく、波のないパフォーマンスを続けていけば、それが信頼となり、試合に出続けることにつながる。

2020年シーズン開幕戦における遠藤のパフォーマンスは「さすが」の一言に尽きる。

守備では相手のスペースを消し、ときに激しくつぶしに行き、攻撃では逆に空いているスペースにパスを送り、ときに力強く前に押し出していく。押す、引くの絶妙なかじ取りが、王者から勝ち点3をもぎ取った要因であった。

 

試合後の会見で宮本恒靖監督は、遠藤についてこう述べている。

ヤットがピッチにいるということで落ち着くところがあると思います。彼なりにしっかりと試合を締めてくれたし、経験でうまく進めてくれた

信頼をひとつずつ積み上げ、次へのチャンスをつかむ。

過去の631試合は彼にとってもはやあまり関係ないのかもしれない。見ているのは、目の前にある試合。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月15日までの試合が延期になる。記録更新となる再開後の試合も、彼にとっては通過点に過ぎない。

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