そこでおススメするのが「想像の世界」で失敗することです。本の世界では、何回でもトライ&エラーができます。
読書を通して、想像やイメージの中で失敗しまくればいいのです。
本によって、どんな「トライ&エラー」が積めるのかは違ってきますが、1つ確実に言えるのが「本を読めた」という成功経験が手に入ることです。
今の時代こそ「本を読めた」という経験は大事になってきました。
2015年4月、マイナビが社会人の読書量を調査したところ「1か月に読む本が0冊」 というビジネスパーソンが約4割を占める時代です。
そういう時代なので「本を読む」というトライをし、それを読めたというだけでも貴重な財産になります。
本の中では、いくらでも失敗できます。
小説に出てくる登場人物であれば、好きになるのも、嫌いになるのも読み手の自由です。
失望や失恋、解雇されることも裏切られることもあれば、従軍体験やホームレス経験だって何回でも積めます。
孤独から救われる物語や、絶望の淵から這い上がるストーリーは、失敗して挫折を感じている自分へのエールになるかもしれません。
読書することで、実際には傷つかずに失敗でき、挫折感を味わい、這い上がる経験ができるのです。