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「三越伊勢丹の2倍」利益をワークマンが叩き出す…!その驚異の戦略

ヒット商品を生み出す力の差
磯部 孝 プロフィール

『イージス』が一躍ヒット商品に

ワークマンは、過酷な作業現場に耐えられる品質を安価に実現すべく2011年頃から、海外サプライヤーの開拓を切り開いてきた。具体的には、フランスの「デカトロン」など日本であまり知られていないスポーツ、アウトドアブランドやNBスポーツブランドから受注実績のある工場を探したようである。

そうして、スポーツ、アウトドアブランドが求める商品クオリティと作業現場で求められる快適な機能に共通性を見つけて商品化してきた。

中でも『イージス』という防水防寒スーツは、市販の高額なライダースーツと比較して上下6800円と安い。このコスパの良さに感動したバイカー達の口コミを伝って、一躍ヒット商品となった。また、厨房用に開発された滑りにくいコックシューズも「妊婦にもオススメ」としてメディアでも取り上げられ話題となった。

このように、業務用商品を別ユースへ転用されたエピソードなども起爆剤のひとつとなって、新業態のワークマンプラスが生まれる下地となったわけだ。

 

そして何より、EDLPを掲げ、価格追求を進めるワークマンプラスの価格帯は、ファッションモールにテナントしている他のお店と比べると圧倒的に安い。1000円以下、3000円以下、5000円以下の豊富な品揃えに、今までワークマンの路面店に行ったことがないお客にとって鮮度が感じられる結果となった。

さらに、ワークマンをさらに勢いづける要因となりそうなのが、三越伊勢丹がそれを目指すのと同じく、「デジタル」を活用したマーケティングだ。