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「三越伊勢丹の2倍」利益をワークマンが叩き出す…!その驚異の戦略

ヒット商品を生み出す力の差

百貨店の衰退が止まらない

「消費増税」に「超暖冬」、そこに「新型コロナウィルス騒動」まで絡んでしまったとあって、日本の小売業はまさに三重苦の様相を呈している。

百貨店業界の雄である三越伊勢丹も、通期業績予想の下方修正を余儀なくされた(売上高1兆1550億円▲3.5%、営業利益200億円▲31.6%、当期純利益70億円▲48.1%)。

それに引き換え、上方修正する企業もある。その代表例がワークマンだ(売上高1200億円+29.0%、営業利益189億円+39.7%、当期純利益134億円+36.6%)。純利益だけ見れば、同社は三越伊勢丹に2倍近い数字を叩き出している

【図】三越伊勢丹とワークマンの業績比較
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企業規模や業態、ビジネスモデルは違えど、いずれも衣料品販売を主体とする両社にとって、この明暗はいったい何なのか考察してみたい。

三越と伊勢丹が経営統合をしたのは2008年のこと。今から10年前の2010年、百貨店売上高は6.2兆円だったのが2019年では5.7兆円(日本百貨店協会調べ)と、この10年間で約5000億円も減った。

 

日本百貨店協会の調査対象も91社から76社、261店から208店と、百貨店業界自体がシュリンクしていく中にあっては両社の統合も必然だったと言えるだろう。

そもそも、百貨店業界の衰退は今日に始まったわけではない。さらに遡れば、20年前の2000年では8.8兆円あったことから、2000年から2010年の10年間で失った市場は2.6兆円にもなる。それを思うとこの10年はゆるやかな衰退ではあるものの、確実に縮小しているのが現実だ。