防衛大学校が「悪しき体育会系」の総本山になっているヤバい実態

海外の軍関係者にも呆れられている
松岡 久蔵 プロフィール

自衛隊の高官は『国際交流』が留学生数の増加に寄与していると思っているようですが、税金で運営されている防衛大が、約6%も留学生を受け入れる意味がどこにあるのか。タイの空軍司令官がかつて防衛大の留学生だったことが自衛隊内では『成功例』として語られていますが、タイは日本の主要な防衛交流国ではありません。防衛政策の視点から適切な評価がなされないまま、意味の薄い『国際交流』をすることが自己目的化しているのです」

このような実態は、日本の役所や企業とも共通している。実績はともかく「海外に留学した」「国際交流プログラムに参加した」という事実だけがものを言い、相手の文化や思考様式を深く学ぶ経験や努力が求められない。留学や海外赴任も「ハクをつけるための旅行」になっているのだ。

 

これでは、各国の士官候補生との差は開いてゆくばかりだ。防衛大卒業生のレベル低下はそのまま、自衛隊の弱体化というかたちで日本へはね返ってくる。

(つづく)