腫瘍内科医の恩田心(松下奈緒)を中心に描かれるドラマ『アライブ』。がん治療の現場を丁寧に取材し、リアルに描かれていると評判を呼んでいる。とくに「家族ががんになったとき」のことは、2人にひとりががんになるといわれる現代、誰にとっても他人事ではないだろう。

自身も乳がんサバイバーであるジャーナリストの山崎多賀子さんがドラマのストーリーからはみ出して、リアルな最新の「がん治療現場」についてお伝えしている本連載、今回のテーマは「がんと家族」について。親子編の記事では「子ども」「親」ががんになった方に実際ご登場いただいた。この夫婦編では、夫ががんになったときの「後悔」を今でも抱え、その思いから正しいがん情報や患者、遺族の想いを配信している女性にお話を伺った。

『アライブ』の第6回放送でも、民間療法で抗がん剤を拒否し、のちに涙ながらに医師に治療をお願いした父親の姿が描かれていた。家族を治したいという強い思いゆえに起こした行動が、治療への道を阻んでしまうこともありうるのだ。

ドラマ(6話)でも民間療法に走る父親の姿が描かれた 写真/フジテレビ