合うブラジャーがなくても
あなたも、おっぱいも悪くない

声に出せないのは女性に限ったことではない。異性からの性的な言動はコンプレックスを生みやすい。男性からも男性器を大きく見せる下着をプロデュースしてくれないかというコメントをもらったくらいだ。(余談だが、このタイミングで男性器の類語を検索したら「ポケットモンスター」という単語が出てきたのだが、口語として聞いたことがある人がいたら教えて欲しい)

今回、私の元に寄せられた悩みで一番多かったのは、やはり「サイズ」に関するものだった。既製品のブラジャーが入らなかった人たちは、企業が用意したサイズが入らない=普通ではない、と自分を罰しているように見える。「私が痩せて胸を小さくできればいい話なんですが、申し訳ない」というように。

でも、おっぱいは何も悪くない。

おっぱいが大きすぎたり、小さすぎたりして、合うブラジャーがなくても、あなたが罪悪感を感じたり、声を殺す必要はない。堂々と自分の身体に合う下着が欲しいと言っていい。

やっとの思いであげた声に対して「誰得?」「需要どこ?」と言われると、グッサリと心に刺さる。攻撃の中で一番怖いのは、“予期せぬ攻撃”だ。お笑いにはセオリーがあるから、いじりが笑いになるが、不意なカウンターはクリーンヒットしやすい。

二度とふいに傷つかないための心の準備が、コンプレックスを増幅させ、自己肯定感を奪っていく。

ただ生きているだけなんだ。こっちだって!

おっぱいが付いていようが、ポケットモンスターが付いていようが、ひとりの人間なのだ。

“人”としての自分の身体をありのままに愛す。

それが、出来ない世の中だったから私は下着を作った。今はまだ小さいその声が、大きな美しいハーモニーになる日を願っている。

写真提供/バービー        
【7月29日速報】バービーさん連載「本音の置き場所」単行本化が決定!
FRaUwebの人気連載「本音の置き場所」が11月に単行本として発売されることが決定! ネット書店での予約も始まりました。その本のなかでバービーさんが「あなたのお悩み」にお答えします。仕事、恋愛、人間関係など、ジャンルは何でもOK。下のボタンをクリックして、皆さんのお悩みをお寄せください。
●応募締切:8月6日(木)23:59
 

\チャンネル開設しました/
YouTube「バービーちゃんねる」▶