お笑いコンビ、フォーリンラブのバービーさんのFRaU web連載「本音の置き場所」(毎月1回更新)では、バービーさんが心の中に秘めている価値観や思想を本音で綴っています。

前回の記事では、「バービーというキャラクターができるまで」をテーマに、芸人「バービー」と本名「笹森花菜」のふたつの顔についてもお伝えしました。今回は、下着に不満ばかりを抱えていたバービーさんが理想のブラジャー制作に至った経緯、そして自分の身体との向き合い方について本音をぶつけます

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おっぱいの悩みを話すことが
恥ずかしいことだと知らなかった

今月私は、下着メーカー「PEACH JOHN」から、オリジナルのブラジャーを発売した。構想約2年、自らの足で企業の門を叩いて掴み取ったコラボだ。私自身が日本の下着業界に不満を抱えていたから、じゃあゼロから作ってしまえ!という、学園祭実行委員的なワクワク感でスタートした。

バービーさん直筆のデッサン画。ワイヤーだと食い込んでしまうとか、このラインは太めに、など、ポイントが書き込まれている 写真提供/バービー

さて、この企画、SNSで発表してからというもの、私の元には、下着に関する鬱積とした悩みが続々と届いた。かぶれを起こしながらも身体に合わないブラを使っている人、卒乳してから胸の張りがなくなった人、アラフィフなのですが使ってもいいですか?という許可など。コメント欄に書くのが恥ずかしいから、とDMで長文を送ってくる人も少なくなかった

おっぱいの悩みを話すことが、そんなにも恥ずかしいことだと知らなかった私は、DMで送られてくるメッセージを機に、日本の下着が一向に変わらない理由がわかった気がした。いや、メーカーの方々は日々工夫を凝らしているのだが、一向に変わらないというのは、基本的にかわいいデザインや機能性の高い下着は痩せている人向けだった。現に会議の際、自分の下着に対する様々な不満を話すと、「そんな悩みがあったのですね。知りませんでした」という言葉が返ってきて、お互いに驚いた。今まで私達の不満は全く企業に届いていなかった。届いてないのではない、恥ずかしがって声にしてこなかったのだから当たり前だ。