「スシロー 湾仔店」の様子(写真/香港ポスト)

新型コロナ直撃の香港で「スシロー」が長蛇の列になっていた…!

他店が軒並み閉店に追い込まれるなかで

香港特区政府は2月8日、新型コロナウィルス肺炎(COVID―19)の拡散を抑制するため中国本土からの入境者をすべて14日間、強制的に隔離すると発表した。現在も1万3000人近くが強制検疫を受けている(2月24日現在)。

香港の感染者は累計74人、死亡者2人。特区政府の徹底したコロナ対策により感染者数に大きな増加はない。一方でこのような措置が取られたことにより、香港の飲食業界では次々と閉店、休業を強いられている。だがそんな中でも一部の和食チェーンレストランは大健闘している。

在宅隔離は1万2471人

林鄭月娥・行政長官は今月8日から中国本土からの入境者はすべて14日間、強制的に隔離する規定を発表した。規定の失効期限は20年5月7日深夜零時までとなっている。対象者は8日零時以降に中国本土から香港に到着した人で、全員、強制的な検疫対象となる。香港滞在者はその場所(居住地やホテル)から14日間離れてはならず、宿泊施設がない場合は隔離キャンプに入る。発令されて以来、在宅隔離が1万2471人、ホテルでの隔離が461人、検疫センターでの隔離が184人。(2月24日現在)

一方、横浜港に停泊している大型客船「ダイヤモンド・プリンセス号」から特区政府のチャーター機が3回にわたり香港市民とマカオ市民を引き取った。到着後、彼らは隔離施設となっている新界(ニューテリトリー)にある火炭の公共住宅「駿洋邨」へ送られた。隔離施設は民主派デモ隊に襲撃される可能性があるため、周辺にあるショピングセンター「駿洋商場」の前には警察が大型のウォーターセーフティーバリアーが設置され、周辺の工業団地では機動隊が巡回しており、多くの警察車両が待機。火炭路には通行車両に対する検問が行われるなど物々しい状況になっている。

工業団地に勤務する市民は「駿洋邨から100メートルしか離れてないので空気感染が心配」と述べて政府を批判、またある市民は隔離が終わった後も数カ月かけて消毒しなくてはならないので入居予定者への引き渡しがいつになるのかと懸念している。

 

特区政府は新型コロナウイルス肺炎流行の最新状況に対応し、職員を在宅勤務にさせるなど各部門で実施している特別勤務態勢を3月1日まで延長。学校は4月中旬まで休校となっており、学校では授業などの対応に追われている。以前に比べると賑わいが徐々に戻っているかのように見えるが、今も企業によっては在宅勤務が続く。郵便局の窓口業務は再開されたものの午後3時で終了、銀行は支店によってはまだ休業しており日常生活とビジネス活動はまだ正常化していない。