# JR # 鉄道

トラブル続発の「JR窓口」、突然のクレカ障害はなぜ起きたのか

抜本的な再構築が必要なのか
杉山 淳一 プロフィール

稼働開始からすでに18年が経つ

その後「マルス102」から「マルス105」へと改良され、取り扱い容量を強化、きっぷをプリンタで印刷できるようになった。また、団体旅客用の「マルス201」、プッシュホン予約に対応する「マルス150」も導入されたのもこの時だ。

1985年には、第三世代の「マルス301」の運用が始まる。指定券にかかわらず、国鉄全駅を発着する乗車券を発行できるようになり、きっぷは自動改札に対応する磁気券になった。国鉄分割民営化時はこのシステムを全国規模で維持する会社「鉄道情報システム」が設立された。

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現行の「マルス501」が稼働開始したのは2002年から。中央処理装置と端末という方式から、サーバー、クライアント方式となった。

画面表示など端末側で引き受ける処理量を増やし、サーバーとは必要最小限の情報をやりとりする。もっとも、クレジットカード決済やJR各社のオンライン予約システムなどと連携し機能を拡張できるため、データ量は増えたかもしれない。

 

「マルス1」は4年後に「マルス101」へ更新された。その21年後に「マルス301」が稼働するけれども、それまでマルス100系は1〜3年間隔で改良を重ねている。「マルス301」から「マルス501」まで17年。そしてマルス501は稼働開始から18年が経過している。

「マルス100系」から「マルス300系」までは、システム自体をアップデートする形で改良されてきた。しかし、「マルス501」は基幹部分には手を入れず、指定席の発行に特化した。新しい機能は外部に拡張する形で進化してきた。

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