# 鉄道 # JR

トラブル続発の「JR窓口」、突然のクレカ障害はなぜ起きたのか

抜本的な再構築が必要なのか
杉山 淳一 プロフィール

指定券を管理する「マルス」とは?

JRの指定席券販売窓口は「みどりの窓口」として知られている。これは国鉄時代に名づけられ、JR各社が継承した。

なぜ「みどり」かといえば、オンラインの指定券管理システム「マルス」を使ってプリントアウトされたきっぷの色が薄い緑色だったから。ちなみにJR東海は「みどりの窓口」の呼称をやめ、「JR全線きっぷうりば」の看板を掲げている。窓口の機能としてはほぼ同じだ。

「マルス(MARS : Multi Access seat Reservation System)」は、従来の「帳簿で列車ごとの指定席を管理し、窓口から電話で帳場に問い合わせる」というスタイルをコンピューター処理化するシステムだ。

初代「マルス1」の運用開始は1960年。東海道本線の特急2往復4列車、最大15日分、3,600席を処理した。

 

オンライン管理といっても、現在のようなPCと大型コンピューターを繋ぐスタイルではなく、端末は列車や駅ごとの棒を挿して入力するだけ。中央コンピューターが各端末からの要求を処理して、発行可否の情報を戻す。その結果を基にきっぷを印字するという仕組みだった。

そして、1964年に次世代の「マルス101」が運用を開始。全国の特急列車、東海道新幹線に対応するなど、処理量の強化が行われた。

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