Photo by GettyImages
# JR # 鉄道

トラブル続発の「JR窓口」、突然のクレカ障害はなぜ起きたのか

抜本的な再構築が必要なのか

クレカできっぷが買えない!

2020年2月10日、全国のJR窓口、指定席券売機でシステムの障害が発生した。

報道によると、午前4時頃からクレジットカードを使った取引ができず、午前9時前に復旧したという。NHKによれば「クレジットカードでの取引を処理するシステム会社のサーバーに不具合があった」とのことだ。

報道では断片的な情報しかなく、原因については不明だ。国土交通省は情報収集を進めつつ、JR各社に対して原因究明と対策を求めるという。

Photo by GettyImages

しかし、問題がJR側にあるか、クレジットカード取引を管理する会社側にあるかで対応は変わる。クレジットシステム会社側に事故があったとすれば、それは国土交通省ではなく金融庁の管轄になる。

そしておそらく、金融庁は金融事業者の個々のトラブルについて、原因と対策は公表しない。ただし、当該事業者に対しては厳しく対処するだろう。

もうひとつ、サーバーのトラブルについて言えば、意外とシンプルな理由でダウンする。「処理量が多すぎてシステムダウンした」であれば、プログラム側の情報力の見込みが甘かった、となる。

 

「特定の処理を実行するとエラーとなり回復できない」もシステム設計の問題だ。高度なトラブルで、エンジニアが知恵を絞って対策するしかない。

国土交通省が口を出せるとしたら、サーバトラブルの原因ではなく、「なぜ、当該の会社と契約したか」「システム構成全体に問題がなかったか」を問う程度だろう。公表できるとしても時間がかかりそうだ。

そこで今回は、現在のJRの指定席券管理システムとその周辺について、改めて考察したい。