手数料ゼロ、ネット売却で得する「勝ち組マンション」の条件はこれだ

業者ナシでマンション売却体験記(6)
大原 みはる プロフィール

筆者は実際にはこの機能を使っていないので、本稿を書く際にヤフーに取材したが、彼らは比較的どっしり構えていた。「セルフ売却」の利用活発化は当然期待しつつも、いきなり「セルフ売却」というのもハードルが高いので、いつか売却を考えるようになったときに備えてまずは気軽にオーナー登録してもらい、定期的に資産価値の推移を見守る人が増えてくれることを期待している様子だった。

秘密が守られる

(2)近所に知られずに売却活動が可能

マンション住民がどれほど近所づきあいをしているのかというのは、地域、物件による特性や個人差もあるだろうが、近所(特に同じマンションの住民)に秘密で売却したい事情がある人も中にはいる。

しかし一般的な仲介業者に媒介を頼んだ場合、特に止めない限り、オーソドックスな告知手段として売却物件のチラシを新聞折り込みや個別のポスティングにより地元に撒かれてしまうため、売却活動が近所の家に知られてしまうリスクがある。

なぜこのような手段が採られるかというと、中古マンションの一番の買い手候補は同じエリアの賃貸暮らしや、より築古の分譲マンション暮らしの住民だといわれるためである。

したがって、近所に知られずに売却したいという事情がある場合、多くは仲介による売却活動をせず不動産業者に物件を直接買い取ってもらう方法が選択される。当然、地元へのチラシ撒きも行われない。

この方法には売主にとって重大な欠点がある。業者は買い取った物件にフルリフォームを掛け、ピカピカにした上で売却したときに確実に利益が出るようにするため、買取価格が仲介で売却するよりかなり低く抑えられてしまうのだ。