最新版「バフェットの手紙」で判明、100万円を26億円に増やす手口

投資の神様は一流の経営者でもある
大原 浩 プロフィール

風力発電をどうみるか

9ページ目から、「バークシャー・ハサウェイ・エナジー」(BHE)のことが述べられている。いわゆる再生可能エネルギー、特に風力発電に力を入れている電力会社だ。

日本での太陽光発電ブームは終わりつつあり、大量に製造・設置された太陽光パネルには大量の有害物質が含まれているので(電気自動車のバッテリーも同じ問題を抱えている)、その廃棄処理問題がクローズアップされつつある。

そもそも、夜間はもちろんのこと、雨の日が多い日本の天候で、エネルギー変換効率が20%以下の太陽光発電には懸念があったが、案じた通りの結果になりつつある。

太陽光発電に手を出さなかったバフェットは賢明であったが、それでは風力発電はどうであろうか?

風力発電も、風邪が吹かない時は発電ができないが、一定の風が吹く立地を選択することはできるし、昼も夜も雨も雪も基本的にはOKだ。

風力が弱い時に、サポートする電力設備は必要だが、1Kwh あたり8.8セント(アイオワの平均)と低価格で供給できることを自慢している。昨年の競合他社の料金は61%も高く、その差はさらに広がる見込みだ。日本の家庭用電気料金の計算は複雑だが、概ね20円から30円程度と考えても、BHEの約10円(8.8セント)はかなり安い。

 

もちろん、日本の電力料金は世界の中でも相当高いが、ムードだけで終わりがちな再生エネルギーの普及をきちんとビジネスベースに乗せることができるのはさすがバフェットだ。