新型コロナ、安倍政権の「ヤバすぎる危機管理」を世界はこう報じた

日本経済のリセッションも懸念される
飯塚 真紀子 プロフィール

実際、日本に1月に訪問した中国人の数は1年前と比べると、22.6%も増加していた。1月後半、中国では感染者数が激増したにもかかわらず、安倍政権は2月1日になって初めて湖北省からの訪問者を入国禁止するという措置に出た。これは遅すぎる判断だったというのだ。

成田空港〔PHOTO〕Gettyimages

遅すぎた上に、日本政府は判断も間違っていたことを、ブルームバーグが指摘している。

「アメリカやオーストラリア、シンガポールとは違い、安倍政権は、2つの省から来る訪問者の入国制限を行うだけで、中国全土から来る訪問者の入国禁止を行わなかった」

市中感染が拡大しているのは、日本政府にとっては自業自得と言わざるをえない、という論調だ。そして、日本政府はいまだに、中国本土から来る訪問者の入国を禁じていない。

 

なぜか?

背後には、安倍政権の中国政府に対する忖度があるようだ。ワシントン・ポスト紙が以下のように指摘している。

「安倍氏は、目の前にある問題に取り組むことよりも、4月の習近平訪日を前に、中国を怒らせないよう必死になっている」

つまり、日本にとって最大の貿易相手国である中国のご機嫌を損ねたくないわけである。