新型コロナ、安倍政権の「ヤバすぎる危機管理」を世界はこう報じた

日本経済のリセッションも懸念される
飯塚 真紀子 プロフィール

「通勤電車は相変わらずすし詰め」

今、日本では感染経路が不明な市中感染が拡大しているが、市中感染に対する安倍政権の封じ込め努力も緩いと問題視されている。ブルームバーグはこう報じている。

「香港やシンガポールの企業は、これまでにない規模で在宅勤務を開始した。安倍政権は、在宅勤務を“一つの効果的戦略”とみているだけだ。企業はイベントを次々に禁じ、在宅勤務させているが、安倍政権は大規模な封鎖を推進しようとする動きをほとんど見せていない。

東京の通勤電車は変わらずすし詰め状態で、安倍は、ハードワークで有名な日本人に、風邪をひいたと思ったら、在宅勤務するよう呼びかけたり、学校に行かないよう呼びかけたりしているだけだ」

 

政府の手ぬるい対策では感染拡大は必至といわんばかりだ。

ダイヤモンド・プリンセス号船内隔離策や市中感染防止対策の問題以外にも、そもそも間違っていたと指摘されている初動対応がある。米紙ワシントン・ポストによると、多くの専門家が、

「新型コロナウイルスは迅速に感染拡大したが、日本政府の対応は遅く、 判断を誤っていた」

と話しているという。同紙は、日本の対応の遅さについて「日本のコロナウイルス対応はスローモーションで起きている大惨事だ」という皮肉な見出しの記事まで掲載して批判した。

その対応の遅さについて、同紙は具体的にこう説明する。

「1月23日、日本は、(飛行機で日本にやってきた)中国人乗客の検温を開始したが、2月1日になるまで、湖北省からの訪問者を入国禁止にしなかった。それは、アメリカが中国発の全ての訪問者の入国を禁止した1日後のことだった。2月1日まで、湖北省からは何千人もの旅行者が日本に入国し、その中には感染者もいたのだ」