もはや社会問題になっている「セックスレス」。既婚者の47.2%、つまり半数近くがセックスレスの状態にあるという(一般社団法人・日本家族計画協会「2016年 男女の生活・意識調査」より)

長い結婚生活の中で男女の関係がマンネリ化するのは避けがたいことだ。でもそんななかにあって、「セックスレスを解消できた」という女性たちから話を聞くことができた。彼女たちはいったいどんな手法で営みを取り戻せたのかーー。

「ときめき要員」をつくる

都内の外資系化粧品会社に勤めるあやこさん(仮名・37歳・子1人)は結婚歴11年。結婚5年目頃から夫に対する恋愛感情が消え、夫からの誘いを拒否するようになったという。

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「セックスレスについて嫌味を言われて、辛い日々を過ごしていました。でも、『ときめき要員』をつくってから、自分の中で大きな変化があったんです」(あやこさん、以下同)。

彼女がいう「ときめき要員」とは、外見が素敵で、話していて楽しいなど、一緒にいて気分がアガる人のことだ。あやこさんはある男性との出会いをきかっけに、ときめき要員をつくるようになった。

「同じ業界で成功している人で、仕事を一緒にするなかで彼の優れた人柄、知性や経験にすごくインスパイアされたんです。外見がタイプだったことも手伝って、すっかり魅了されてしまって……。たまに一緒に食事をして話したりするだけで、ドキドキワクワクして、楽しいんです」

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そう聞くと、一歩間違うと不倫につながるのでは? と思ってしまうが……

「そうなる可能性がなかったこともないんですが(笑)、その人は、“一時の不倫で終わるにはもったいない人”だって悟ったんです。不倫や恋愛って必ず終わりがくるじゃないですか。でも素敵な人とはずっと繋がっていたいですよね」

そこであやこさんは考えた。

「人は自らの労力に対して見返りがほしいと思ってしまう。たとえば誰かを好きになったら、同じように『好き』を返してほしいと思う。私はそうならないように、相手から知識や経験、人脈などをもらうことにしたんです。そうすれば、相手に深入りすることもないから」