テレワークは時短勤務ママの救世主

ワーキングマザーのような就労時間や場所に制約のある人が働き続けるには、企業の働き方改革への取り組みが一番大切だと思っています。弊社ではワーキングマザーの転職支援を行っているため、働き方改革が進んだ会社で、ワーキングマザーが活躍している事例をたくさん見てきました。例えば会社全体の残業が少なければ、子育てや介護により就労時間を短くする、いわゆる時短勤務での働き方も制約とはなりません。

長時間労働があたりまえの職場では、夕方になると「時短勤務のママさんがコソコソと申し訳なさそうに帰る姿とそれを冷ややかに見つめる社員の構図」が生じますが、会社の残業自体が少なければ周りの社員が6時に帰る中でママ社員が5時に帰ったところで、大きな違いにはなりません

これが毎日当然の職場では、夕方帰ることに対して気が引ける… Photo by iStock

同様に、ワーキングマザーが活躍するために重要だと思うのがテレワークです。私は通常「リモートワーク」と呼んでおり、距離も働き方もフレキシブルな働き方のことを言います。在宅勤務という言葉とあわせて微妙にニュアンスが違うこともあると思いますが、現在テレワークという言葉がリモートワークとほぼ同じ定義になっていること、政府がテレワークという言葉を用いているので、ここではテレワークとします。

通勤に往復2時間、就業時間が6時間という人にとって、テレワークによって通勤時間を働く時間にあてられればフルタイムで働くことができます。私自身、会社員時代からテレワークを使った柔軟な働き方をしてきて、時間を無駄なく使えることが仕事と子育てを両立するために一番重要なことだと実感しています。

今年はテレワークの成長期

今年は東京オリンピックの開催に伴い、交通機関の混乱に備えて東京都がテレワーク勤務を推奨し、企業の導入が増えると言われていました。しかしながら夏を待つまでもなく新型コロナにより強制的に在宅勤務を指示する企業が出始め、日本でテレワークに大きな注目が集まっています。何よりも新型コロナに感染した方々の回復をいのり、感染拡大がこれ以上大きくならないことを祈るばかりですが、2020年は日本でテレワークが一気に進む成長期にしなければならないでしょう。すでにSNSではテレワークで働くためのノウハウや便利なツールが共有され始め、「やってみたら意外と普通に仕事ができた」という声が広がっています。