アップルペイ対グーグルペイ、2大「スマホ決済」のヤバすぎる実力

真逆な両者の狙いとは
美崎 栄一郎 プロフィール

グーグルと対極をゆくアップル

アップルはアップルのプラットフォームにおいて自身のルールを強要します。たとえばアップルのアプリではエロコンテンツは掲載禁止です。アップルが認めた以外の方法での課金も許していません。

Photo by iStock

おそらくVISAとは手数料などの条件面で折り合えなかったのでしょう。日本では、日本の通信キャリアの巨人ドコモも最初はアップルと契約面で折り合うことができずiPhoneを取り扱うことができませんでした。

ただし、日本の金融会社の発行するVISAカードはJCBかドコモのiDという決済方法で処理される特殊な方法で、アップルペイに対応しています。

ですから、日本で使えているVISAのアップルペイでも海外では一切使えません。マスターカードの場合は、海外でもマスターカードコンタクトレスとしてアップルペイに対応しています。ですので、日本でも海外でも使えます。

アメリカで先行して始めたサービスがアップルカードです。自社でスマホ専用のクレジットカードをゴールドマン・サックスと共同で始めました。現在はアメリカのみですが、自社サービスを優遇するアップルの方針を考えると、日本でこのカードが解禁されるとアップルカードがアップルペイの中でのシェアをほとんど持つことになり、他社のカードは冷遇されることになります。

ですから、日本ではアップルカードが登場する前にアップルペイに自社のクレジットカードを登録させようと、各社がしのぎを削っています。おかげで、私もJCBのアップルペイキャンペーンで、数万円分の還元を受けました。

 

おそらく2020年にはアップルカードが日本でも開始されるでしょう。それまでは、各社ともアップルペイに関するキャンペーンを行うはずです。

アップルは自社内で閉じた決済システムを構築し、グーグルはオープンな決済システムを構築しています。真逆の方針で進んでいます。日本のスマートフォンは、この2つのプラットフォームのどちらかを使うことになりますので、両者の今後の動きは注目です。

関連記事

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/