Photo by iStock
# ネットビジネス

工務店は500万、マッサージ店は50万?「ホームページ制作費」の謎

あなたの会社の適正価格は?
ホームページ制作、SEO、リスティング広告……今やどんなビジネスでも必須のインターネット対策。どこに、どれくらいお金をかければよいのか、お悩みの人も多いだろう。『ホームページの値段が「130万円」と言われたんですが、これって相場でしょうか?』の著者、竹内謙礼氏によれば、業種によってホームページ制作費は大きく異なるという。竹内氏に、お金をかけるべき業種、かけなくてもいい業種を教えてもらった。

業界・業種でここまで差がつく

ホームページの制作費は、業界や業種によって大きく異なる。たとえば、マッサージ店やネイルサロンなどの個人事業主に近いビジネスの場合、知人やフリーのデザイナーにお願いして、50~100万円でホームページを制作してもらうケースが多い。この手のビジネスで200~300万円の制作費を支払うのは、稀だといえる。

Photo by iStock

一方、工務店や歯科医院などの売上や利益率が高いビジネスの場合、ホームページ制作会社に依頼するケースが多く、ディレクター、デザイナー、ライターで3人月150万円ぐらいのコストをかけて、200~300万円のホームページを制作することが多い。

もちろん、中にはネットに無頓着な経営者が、知り合いのウェブデザイナーにお願いして、50~100万円ぐらいでホームページを制作することもある。しかし、一般的に世間から「儲かっている」という認識を持たれている業界・業種は、お金をかけてホームページを制作する傾向が強い。

このように、業種によって制作費に違いがあるために、「私が作ってもらったホームページはもっと安かった」「あなたのホームページ制作費はぼったくられたんじゃないか」という議論が巻き起こってしまうのである。

同じホームページなのに、なぜ、制作費にこれほどまでの差が生まれるのか。

理由として考えられるのは、ホームページは、その会社が支払うことができる料金のものしか作れないという点である。たとえば、個人で経営しているマッサージ店やネイルサロンの場合、仮に年商が2000万円あったとしても、年商の10%にあたる200万円をホームページ制作費に投資することは考えにくい。

 

また、この種の個人事業主は、オープン当初に内装費や宣伝費にお金を使いすぎてしまい、ホームページの制作費がほとんど捻出できないケースが多い。その結果、「とりあえず、ホームページはあればいい」という判断になり、個人でホームページを制作しているような人にお願いして、50~100万円、安いものであれば10~15万円ぐらいで制作されたホームページが、この業界には多く存在しているのである。