1年半の取材のあとに書き始めた

警察庁によると、13歳未満の子どもが性被害にあった認知件数は、年間1000件を上回ります。それでも、学校での性暴力なんてあるはずない! と思うでしょうか。しかし、学校の教員による生徒への性暴力も後を絶ちません。文部科学省が発表した平成30年度にわいせつで懲戒免職処分を受けた教員の数は282名。前年より増加をしており、そのうち44%が自分の学校の子どもたちに対するわいせつ行為で処分されているのです。しかし問題が明らかになり、処分されているのは氷山の一角とも言われています。

貧困について長く取材をしてきた漫画家のさいきまこさんは、「保健室」を中心とした子どもたちの漫画を描こうと思っていました。そこで取材を続けていくうちに、性被害に遭って長く苦しんでいる方たちの姿に直面したといいます。そこで連載することになったのが、学校を舞台にし、性被害の実態を描いた『言えないことをしたのは誰?』でした。

「これはフィクションですが、1年半取材をしてから書き始め、現在も取材を続けています。事実を伝えなければと強く思いました。むしろ、あまりに辛い内容が多いので、少しでも救いを描くことが難しくて……」

「現実」から生み出された漫画を是非読んでみてください。

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中学の養護教諭・神尾莉生のもとにかかってきた一本の電話。「あなたの学校には時限爆弾が仕掛けられている」支離滅裂な内容に、いたずら電話だと思った莉生だったが…。しかし莉生は、かつてこの学校で行われていた性暴力について知り、さらに今また、そのおぞましい行為が進行中であることを知る。被害の連鎖を食い止めるため、そして過去に被害を受けた人間を地獄から救い出すため、莉生の孤独な闘いが始まる――!

現在3話まで公開中。4話は2月25日公開予定です。同時に配信される雑誌「ハツキス」21号には5話が掲載されます。
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さいきまこさんはなぜこの漫画を描くことを決意したのか? 
インタビュー記事「学校で教師から性暴力を受け、人生を破壊された女性たち」こちら