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そろばん教室が「子どもの習い事」で再評価されている「意外な理由」

実はけっこう、キテるんです
加藤 ジャンプ プロフィール

「日本一のそろばん塾」の全貌

取材に行って、まず驚いたのが先生の風貌だ。そろばん塾グループ全体の経営にかかわる川上武則さんと、関東の校舎でそろばんを教える弟の将広さん。2人揃って、かなり明るめの茶髪で、服装もパーカ姿で非常にラフなのである。

ストリート系な雰囲気の、このそろばん塾。小学生日本一を輩出し、日本珠算連盟の5種1級で合格者数日本一を誇る。

お揃いの黒Tシャツが目をひく『川上スクール』の塾生たち(写真:同社公式HPより)

5種目1級とは、問題がずらっと並んでいるのを暗算で解くもの。「願いましては」とリスニングしながら問題を解くもの。さらに、画面上に浮かび上がる数字を計算するフラッシュ暗算など5種目において1級になる、ということなのだそうだ。

ちなみに、この塾では、大会ではお揃いの黒いTシャツを着る。黒Tシャツ軍団が計算に集中する光景は、結構な迫力だ。で、どのくらい難しいかといえば、試しにフラッシュ暗算をやってみたら、いきなり3桁の数字が5個も出てきて、一問もできなかった。

 

しかし、中学受験が隆盛の今、学習塾に通っていたらそろばんに通うヒマはないのではないだろうか。

実はそろばんを低学年のうちにはじめて、中学受験をする子は、本格的に受験準備に入るころにやめるケースが多いです。低年齢のうちに計算力や集中力を身につける、という目的意識を感じますね」(武則さん)

実際に授業を見たら、まだ名前も書けないような幼児がそろばんを弾いているのである。たまげた。しかも、そんなおチビさんでも、教室に入るときには、きちっと挨拶をしている。