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# すき家 # 中国

新型コロナもどこ吹く風「すき家」が中国で躍進を続けるワケ

多少のリスクではビクともしない

巨大市場中国に新たな活路を求めチャレンジしたものの、撤退を余儀なくされた日本の外食チェーンは少なくない。

そんな環境の変化が激しい中国市場の中で、2008年上海への初出店から10年で343店舗を展開(2019年3月現在)。「新型コロナウイルス」の影響を受け、閉店している飲食店が多い中、ローカル飲食店に交じり淡々と営業を続け、現在も中国全土への展開を目指しハイペースで出店を続けている外食チェーンがある。

牛丼チェーン「すき家」だ。

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多くの日系外食チェーンが中国マーケットの攻略に苦戦する中、なぜすき家は躍進することができたのだろうか。中国在住20年、現地でサービス産業のコンサルタントをしている筆者が解説したいと思う。

直営店の数でライバルを圧倒

中国牛丼チェーンのトップを走る「吉野家」の総店舗数は既に685店舗に上る。その内訳を見ていくと、同社の中国展開の仕組みと課題が浮き彫りになってくる。

現在、直営店が231店舗に対し、FC(フランチャイズ)店は454店舗。1992年から、エリアFCにて展開している北京では258店を出店し、市場を席巻している反面、直営展開している上海ではわずか14店にとどまっているのだ。

 

一方のすき家は、「直営のみ」の展開で343店舗。しかも、その半数近くを吉野家が苦戦している上海に出店している

現地パートナーの力を借り、いち早く市場を切り開いてきた吉野家と、後発ながら直営展開で出店を加速するすき家。今後、どちらの方がスピード感を持って展開していけるか、引き続き注視していきたいところだ。