2月24日 MK鋼の発明者・三島徳七が生まれる(1893年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1893年の今日、冶金学者として知られる三島徳七が生まれました。

三島徳七といえば、今日使われている「永久磁石」の発展に貢献した磁石・MK鋼の発明者として有名です。

MK鋼は、ニッケル鋼(鉄にニッケルを混ぜた合金)にアルミニウムや銅・コバルトを添加して得られる物質で、それ以前に開発されていたKS鋼の2倍もの保磁力を誇りました。

MK鋼の「MK」は、三島徳七の名字である「M」と、彼の生家(彼は三島家の養子でした)である「喜住」の「K」から取られています。

三島徳七

ところで、三島のMK鋼の発明ですが、「偶然」の賜物なのです。

彼が研究していたニッケル鋼は、磁性が強い鉄とニッケルを使っていながら、磁性を持たないという特殊な性質を持っています。

しかし、このニッケル鋼にアルミニウムを添加すると、旋盤によって材料を削った後の「くず」が落ちなかったのです。

 

このことから、三島はこの合金に強い磁力があることを発見しました。

磁力を持たないものについての研究をしているうちに、非常に強い永久磁石を発見してしまう──。

科学の発展は「偶然」に支配されているのでしょうね。

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