「誰かのためになるようにすること」

――今後のプランや展望は?

自分のキャパと時間の限界はありますが、この先も続けたい仕事と新しく挑戦したい仕事があります。デザインの仕事は続けながら、「好きなことを仕事にしたい」という人たちを応援できるような仕事を増やして、半分くらいはそちらへシフトしたいです。

そして娘とカフェをやるのが今の夢ですね。もともと私はカフェをやりたくて、カフェで3年間修業もしていたのですが、諦めた過去がありまして。それが偶然にも「食」に目覚めた娘が「カフェをやりたい」と言い出したのです。これは偶然というよりも必然なのかもしれないと思いまして。私はカフェをプロデュースして、インテリアと空間を作り、食に関する部分は娘に任せたいと思っています。

女性起業家を応援するために講演会を開いている

――家庭と仕事を両立しながら新たな夢に向かっているchikoさん。これから何かを始めたい人へのアドバイスはありますか?

好きなことや趣味を仕事にしたいというのであれば、その好きなことを楽しんで発信することです。そして、それが誰かのためになるようにすること。好きなことをやり続けるだけではお金にはなりません。それにはそれを求めている人がいないといけない。

だから、誰かが望んでいることに対して、さらにプラスして提供すれば、ニーズを生み出すことになります。そして好きをモチベーションとして持ち続けるためにも、結局は何もかも、マインドをしっかり持ってやっていくことが大切です。

愛知県南知多町のプロジェクトで、プロデュースとデザインを担当し、築50年の空き家を再生させた

――chikoさんにとって理想の働き方はどんなものなのでしょう。

自分がやっていて楽しいので、好きなことを仕事にするのがいいと私は言っていますが、好きなことを仕事にしたくない人もいますよね。好きなことを仕事にすると楽しめなくなるとか、安定した収入が得られないとか。考え方は人それぞれなので、それはそれでいいのです。逆に言えば、それもその人の好きな生き方じゃないですか。

つまり、好きなことを仕事にしたい人は好きなことをとことん追求して、それを仕事としてやっていくというのが、人生楽しくうまくいくと思うし、好きなことは趣味で続けたいという人は、それ以外の仕事を持って余暇に趣味を楽しむというスタイルがその人にとって楽しい人生になりますよね。

理想の働き方は自由で個々に選択権が与えられることなのではないでしょうか。