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大転職時代、わが社に入社してきた「経歴詐称男」の恐ろしすぎる正体

決して他人事ではない

目の前にいる「この社員」はいったい誰なんだ…!?

企業はより良い人材に出会おうと、人材紹介サービスを利用することがある。しかし、ときに採用側の企業を悩ませる大きな問題が発生する。

求職者の経歴詐称だ。

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基本的に履歴書は性善説に基づいてチェックされている。「嘘をつくはずがないだろう」と。

だが、残念ながら、世の中は正直者ばかりではない。

特に、最近流行りの人材紹介プラットフォームでは、豊富なデータベースを利用した企業の直接採用をウリにしている。ただし、経歴の信頼性は完全に登録ユーザーの善意に委ねられているうえ、求職者の嘘を見破ってくれるようなエージェントはついてくれない。

「人材の信頼性はプラットフォーム企業が担保してくれているはず」と考えていると、明らかに経歴を偽っている人材と巡り会ってしまうことがあるのだ。

今回は私が身をもって経験した、求職者の経歴詐称の実態と、事の顛末をお伝えしよう。

 

2019年11月某日、会議中に私の携帯が鳴った。

「落ち着いて聞いてください。依頼された人物は……実在しません」

その「人物」とは、某人材紹介プラットフォームを経由して採用したばかりの弊社男性メンバーのことだった。

何を言っているのかまったく分からない、というのが正直な感想だった。