サラリーマン消滅時代、日本で「低スキル・低賃金」の人が急増する!

二極化がすごいことになってきた
中原 圭介 プロフィール

日本がこんなにダメなワケ

日本でもアメリカと同じことが起きています。

〔photo〕iStock

雇用者全体に占める製造業の割合は1960年代の40%程度をピークにして、1990年台前半には25%を下回り、足元では17%を割り込むまでに減少しています。それに対して、生産性が低いサービス業(卸売・小売・飲食・宿泊・運輸・倉庫など)は32%程度を占めるまでになりました。

その結果として、日本は深刻な人手不足だといわれていますが、それは小売・飲食・宿泊・運輸などのサービス業や、介護職などの特定の専門職の話であり、日本の大企業などではホワイトカラーを中心に大量の余剰人員を抱えているというのが現状です。

そのうえ、日本の2018年の時間当たり労働生産性は46.8ドルと、アメリカの74.7ドルやドイツの72.9ドルの6割超の水準にすぎません。イタリアの57.9ドルやカナダの54.8ドルを下回り、先進7か国のなかで最下位が定位置となっています。

生産性における日米間の格差は、とりわけ生産性が低いサービス業の分野で生まれています。

 

従業員が10人未満の事業所数が全体に占める割合は日本が80%、アメリカが50%と埋めがたい差があるゆえに、日本がアメリカのサービス業と同じ付加価値を得るには、2倍を超える従業員を雇っている計算になるのです。