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今季の命運を握る? 金村義明が考える「良いキャッチャーの条件」とは

動画「炎のベースボール」第5回
金村義明による野球解説動画「炎のベースボール解説」の第5回! 今回の話題は、良いキャッチャーの条件。昨年パ・リーグのMVPを獲得した森友哉捕手は、史上4人目となるキャッチャーでの首位打者が高く評価された。一昔前なら「女房役」として投手を上手くリードするのが、良い捕手とされてきたが、最近では少し変化があるようで…。

(※本稿は動画を記事としてまとめたものです)

今の時代、打てるキャッチャーが必要なのか?

ーー2019年パ・リーグMVPを獲得した森友哉捕手のように、打てるキャッチャーが重要になってきますか?

金村:もちろん、キャッチャーは「扇の要」ですし、打てるほうが良いんでしょうけど、森がMVPを獲ったのはよく頑張ったからですよね。岡田雅利という大阪桐蔭の先輩捕手が故障していなくなって、その中で森が一人でよく頑張った。

ただ、防御率を見て分かるように、キャッチャーとしてはボコボコですよね。中継ぎの平井克典が81試合も投げるなんていうのは、ちょっと異常です。だから捕手として評価というより、それを跳ね返して打ちまくった首位打者としての森への評価ですよね。

もし捕手としてもっと刺したり、リードがすごかったら、西武は2019年の日本シリーズに進出していたはず。そこは森の伸びしろと見るか、キャッチャーとしてはしんどいと捉えるのか、難しいところです。

捕手史上4人目の首位打者を獲得した森友哉選手

ーー4位という結果に終わった広島カープでは、會澤翼捕手が活躍しましたね。

金村:會澤は素晴らしいです。石原慶幸を完全に追いやって、一本立ちしました。侍JAPANでのプレーを見ていても成長が分かります。

ただ、広島というチーム全体でいえば、抑えの中﨑翔太やフランスアらに2018年ほどの迫力がなかった。とくに中﨑が抑えとして機能していませんでした。打線も田中、菊池、丸がいて鈴木誠也、そして外国人という流れが強かったが、丸が抜けた穴は最後まで埋まらなかった。やっぱり3連覇したあとは、厳しいです。

 

2019年でいうと、外国人選手もおかしな問題で消えてしまいましたからね。いろんなことが重なって負けたなという感じです。