なぜか銀行と証券会社から「カモにされる人」たち、その意外な共通点

バフェット流はひたすら勉強すること
大原 浩 プロフィール

バフェットは証券マンとしては失敗した

もちろん、犯罪行為に手を染める金融機関ばかりではないが、そもそも金融機関と投資家の利害は真っ向から対立する。

金融機関というのは、市場から利益を得るのではなく、投資家(顧客)から利益を得る(一部の自己勘定投資は除く)。

要するに手数料商売だから、「売ってしまえば勝ち」なのである。生命保険をはじめとしてよく商品の乗り換えを勧められるのは、契約を継続していても大した手数料が入らないが、乗り換えてもらい新規の商品を売り込めば大きな手数料収入が見込めるからである。

このようなシステムでは、バフェットのいう「しけもく投資家(日雇い投資家、デイトレーダー)」のように、頻繁に売買を繰り返す人々が上得意だ。

滅多に売買をしないで着実に資産を増やす投資家は金融機関から忌み嫌われるし、実際今でもウォールストリートの金融機関は、バフェットをほぼ無視している。

 

バフェットが若いころ、証券会社の営業マンをしていた時期があったのだが、バフェットの勧める銘柄は、どれもどんどん株価が上がり、ただ保有しているだけでかなり儲かった。したがって、いつまでたっても次の株式の買い注文を顧客からもらえず、証券営業の成績はさんざんであったため、まもなくこの仕事はやめてしまった。