photo by Getty Images

なぜか銀行と証券会社から「カモにされる人」たち、その意外な共通点

バフェット流はひたすら勉強すること

投資にハンディ・キャップはない

投資をこれから始めようと考えている初心者の方々に申し上げたいのは、「投資をするときには、ゴルフのようなハンディ・キャップ」はもらえないということである。

金融機関が「初心者向け金融商品」などと称して色々な商品を売り出すが、そのような商品に手を出すことは、「カモ化」の第1歩である。

バフェットが好むシニカルなジョークに次のようなものがある。

「30分ポーカーをして、誰がカモかわからなければあなた自身がカモである」

Photo by iStock

このジョークを言いかえれば、

「何日間か投資をしてみて、誰がカモかわからなければあなた自身がカモである」

となる。

例えば、ポーカーゲームをやっている部屋に入って、全くの他人を前にして「私初心者なんですけど、よろしくお願いいたします」などとあいさつしたら、テーブルに座っている人びとの目がきらりと光って、後はどうなるか想像がつく。ポーカーを麻雀に置き換えてもいいだろう。

金融機関も、前述のポーカーテーブルに座っている人びとと同じく赤の他人で、友達でも家族でもない。金融機関の体質がどのようなものか……「かんぽ生命」における騒動を見るだけでもすぐにわかる。私の長年の金融機関における経験から言えば、この事件は、氷山の一角にしか過ぎない。

統計的な観点で言えば、プロフェッショナルと呼ばれるファンド・マネージャーなどの運用成績は市場平均を下回っている(つまりサルに任せるか、サイコロを振った方がまし)し、一般の投資家も、国債利回りを基準に考えれば、ほとんどがそれを下回っている。

 

つまり、いくら金利が低いと言っても、やみくもに投資をするよりは国債を買った方がましだということだ。

そもそも、政府や金融業界がこぞって「貯蓄から投資へ」と叫んでいること自体が胡散臭くないだろうか?