本連載が一冊の本『沼で溺れていたけれど』にまとまりました。

女とお金を軸に「愛・社会・しがらみ」をめぐり、意図せず沼に溺れた女性や、溺れることを決めた女性たち…その体験の先でそれぞれが見つけたものは、何だったのか? 連載時には書ききれなかった「その後の話」を新たに書き下ろしたインタビューエッセイ集です。

社会人8年目に突入

働いている会社で、新卒採用が始まった。

創業数年のITベンチャーなので、これまではすべて経験者採用で人材がとられてきたのだが、さらなる拡大のための戦略らしい。

インターンシップの設計から入社後のオリエンテーションまで、担当する同僚たちが頭をひねって進めている様子を見て、そういえば自分も社会に出てから8年も経つのか……と気づいた。

大学院に合格するも、自分が何をやりたいかが全くわからなくなり、家で布団をかぶって自問自答し、院進するのをやめたのが2012年2月のこと。

留年前提で、大手出版社の選考にエントリーする一方、Twitter経由で会いに行った新興ウェブメディア企業の社長から、「え、じゃあうち入りなよ。今年から働いてよ」と言われて内定をもらった。

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