(画像:株式会社王将フードサービス)
# 餃子の王将

「餃子の王将」絶好調、社長射殺・中国撤退でも“ブレない強さ”とは

苦難続きでもへこたれない

売上高は3年連続で過去最高

「鳥貴族」、「いきなり!ステーキ」と短期的急成長からの苦難にさらされる外食チェーンがニュースとして目立つ中、長年に渡り安定成長を続けるのが「餃子の王将」だ。

同社といえば、2013年12月に当時の社長だった故・大東隆行氏の射殺事件を思い出す読者も多いだろうか。いまだ未解決のまますでに6年が経過している一方、同社は新社長体制の下、しっかりと安定経営を継続している。

過去5年間の業績の推移を見ても、営業利益は7.0〜8.5%の間を維持。2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)でも、売上高は849億3600万円(前期比4.0%増)で3年連続の過去最高を見込んでおり、営業利益は71億2900万円(前期比3.0%増)、経常利益は75億3100万円(前期比3.0%増)だ。

業績だけ見ると非常に安定した“優等生企業”と言える餃子の王将。しかし、この順調な成長の背景には、数々の苦難やトラブルに見舞われた歴史がある。

 

故・大東氏が社長に就任した2000年当初、餃子の王将は1990年代の不動産投資での失敗で、有利子負債が470億円に達し、倒産寸前だった

そんな中、当時の大東社長は29億円の赤字でも「債権の為には従業員に助けてもらうしかない」と年3回のボーナスを社員に支給した。また、社長自ら睡眠時間を1日3~4時間までに削り、現場にみんなと立ち続けたという。

その甲斐あって、2008年には470億円あった負債が、156億円にまで回復を果たしたのである。