「かぶれ」と「適応」は違う

改めて断っておくと、これは「ドイツ」で「わたし」が思ったことであり、すべての国や海外在住者、日本人に当てはまることではない

お伝えしたいのは、海外在住女性の多くが黒髪ロングなのは自分に合う美容院がないからという理由が多いはずだし、日本人女性が海外でモテるのはアジアンハンターに狙われるからという側面があるし、なめられないように現地での戦い方を身に着けた結果ジェンダー問題に敏感になっただけなんだよ、という3つだ。

慣れ親しんだ日本の文化と移住先の異国では、望まれる立ち振る舞いが大きくちがう。それにうまく適応していかないと、快適な海外生活は送れない。

化粧ひとつとっても、日本風の困り眉にまん丸チークのような、「弱々しく子どもっぽく見せるメイク」はあまり好まれない。だから、メイク方法もしぜんと変わってくる(ドイツ人のメイクアップアーティストにメイクしてもらったとき、眉毛の角度は急だし切れ目にされるし唇は強調しすぎるしで、美的価値観のちがいを思い知った)。

そうやって現地に染まるのは、多くの人が日本在住の外国人に望む「郷に入っては郷に従え」の結果だ。「外国かぶれ」などと言わず、「現地に適応しようとしてるんだなぁ」くらいに思っていただけるとうれしい。

そして改めて忠告しておくが、「日本人女はチョロい」と認識している男性はこちらが思っている以上に多いので、「わたしモッテモテ!」などと思わず、本当に気をつけてください。

ジェンダーギャップを少なくするためには、女性は女性で自立する必要があり、その自立を社会が妨げないようにしなければならない Photo by iStock