「日本人女性はチョロい」
と思われている実感

世の中はチョロくはないが、「日本人女はチョロい」と思われているのは、悲しいことに事実である。

もちろん、すべての男性にそう思われているわけではない。しかしわたしはドイツで、「アジアンハンター」と呼ばれる男性たちの存在を知った。日本語の「ガイセン(外国人専門)」と同じで、アジア人女性だけを狙う人たちのことである。

個人の好みとして「アジア人が好き」というのは、「背が高い人が好き」「年下がいい」というのと同じだから、悪いことではない。しかしアジアンハンターは、「言葉が理解できず困っているアジア人女性に近寄って都合よく扱う男」という、ネガティブな意味をもつ。

たとえば日本人女性に対しては、「家事をすべてやってくれる」「従順で文句を言わない」「白人が好きだからすぐについてくる」といったイメージがあり、それを期待して声をかけるのだ。

実はこれらはすべて、わたしがドイツでドイツ人の友人に言われたことである。「日本人女性はこう思われてるから、ベタベタしてくる男には気をつけろ」と。「留学生はどうせすぐに帰るから後腐れないし、言語力が低いからとくに狙われやすい」と。

また、日本のAVは「ヘンタイ度が高い」と男性たちのあいだで有名らしく、「日本人女性はそういうプレイをしてくれる」「ワガママ言わないから押しきればどんなプレイもやってくれるはず」と思っている人もいるらしい(ここらへんはよく知らないので、日本と海外のAV事情に詳しい方がいたらぜひ教えてください)。

さて、ここで本記事のテーマのひとつである「日本人女性は海外でモテるというのは本当か」について、わたしの答えを述べたい。

「本当だが、それは必ずしもいい意味ではない」

たしかに、日本人女性ということで声をかけられることはある。しかしそれはポジティブな「モテ」とは限らない。

「いろんな人に声をかけられた」「バーでお酒をおごってくれた」などと鼻高々に海外経験を話す女性もいるが、チョロそうな日本人女だからちょっとコナかけてみただけ……という可能性もおおいにあるのだ(そもそも知らない人に勧められる酒は飲まないのが「ふつう」であり、受け取って飲んだ時点で「カモ」決定)。

飲み屋で出会った人たちと楽しく会話をすることもよいが、お酒をおごると言われたら警戒して当然だ Photo by iStock

「日本人は治安のよさに慣れていて警戒心が薄いので騙しやすい」と認識している人も少なくないので、狙われやすいのも事実。

「日本人だから海外でモテる」というのは、裏を返せば「日本人だから近づいてくる人がいる」ということでもある。「やっぱり日本人は海外でモテるんだ〜」と肯定的に捉えるのは、ちょっと呑気すぎるかもしれない。