最近の韓国の経済指標をみると、同国経済の先行きが一段と厳しさを増していることがわかる。
中国の新型肺炎などの影響もあり、これまで韓国経済の成長を支えてきた輸出が不安定化している。
それに伴い、韓国の労働市場はかなり深刻な状況を迎えつつある。
今後、中国経済のさらなる減速などで世界経済の不透明要因が増えると、韓国経済にはかなりのショックが加わるだろう。
文在寅政権は正念場を迎えることになりそうだ。
経済の基礎的な条件=ファンダメンタルズの悪化に加え、韓国は新型肺炎の影響にも対応しなければならない。
新型肺炎の感染拡大は、韓国のエレクトロニクス産業の致命的な課題をあぶりだしている。
その他の業界でも、企業業績の悪化懸念が高まっている。
この状況を文大統領がどのように乗り切ることができるか、先行きは見とおしづらい。