コロナウイルスの「検査」とは

厚生労働省が医療従事者向けに発信したHPによれば、感染が疑われる方へは以下のように検査を受けることを推奨しています。

感染が疑われる患者は、37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状があり、
・発症前14日以内に湖北省または浙江省に渡航あるいは居住していた人、
・発症前14日以内に湖北省または浙江省に渡航あるいは居住していた人と濃厚接触歴がある人

実際には、昨今の国内外の発生状況を踏まえ、これらの地域に限定されることなく、医師が新型コロナウイルス感染症を疑う場合に、各自治体と相談の上で検査することになります。その際は、疑似症として保健所に届け出後、地方衛生研究所または国立感染症研究所で検査することになります。まずはお近くの保健所にお問い合わせください        厚生労働省HPより)

現在行っている検査法は核酸増幅法(PCR法)です。

一般的な細菌は細胞から成り、細胞膜や細胞壁で囲まれた細胞内に遺伝子の素である核酸を持っていますが、ウイルスは細胞を持たず、核酸とそれを覆う物質のみでできています。従ってウイルスは細菌と比較してとても小さいです。核酸には遺伝子の素になるDNAとRNAがあり、ウイルスはこれらのいずれか一つしかもっていません。ちなみにコロナウイルスはRNAウイルスです。細菌が細胞分裂をしながら体内に侵入するのとは違い、ウイルスは単独で増殖できません。DNAまたはRNAが人間の細胞内に侵入し、その細胞機能を利用し増殖します。

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