「地域コミュニティを作りたい」
という思いから始まった

夫は広告代理店勤務で、ネット集客に精通していました。その知識を活かし、自分たちのSNSを開設して、1フォロワーが増える毎に1円カウントし、定期的に茅ヶ崎市に募金していくというスタイルを考案。

フォロワーが増える毎に茅ヶ崎という名が知れ渡り、茅ヶ崎市への募金額が増えていくという仕組みです。まずは目標10万フォロワー(10万円)!です。
募金先には、茅ヶ崎の緑化保全に募金を使ってもらえる茅ヶ崎市景観みどり課を選びました。

そうするたびにフォロワーが増え、フォロワーが増えたからせっかくならイベントをやろうという話になって、地元で活躍している方々にご登壇いただくワークショップや、地元ではなかなか習えないことを茅ヶ崎でやってもらうような提案もするようになりました。参加費を運営費に充てる非営利活動です。

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台頭してきた「SDGs」という言葉

山登りを始めとしたアウトドアが大好きで自然を愛する両親に育てられた私。毎週末必ずや山や川に出かけるというその当時ではまだ珍しかった相当なアウトドア一家でした。

自ずと私も自然が好きになり、成人してからもアロマやガーデニングを楽しんだり、より雄大な自然を求めて海外へもキャンプに出かけたりと、自然と触れ合うことを欠かさずに生きてきたように思います。
結婚後は環境に優しい石鹸を手作りしたり、ナチュラルな製品を購入したり、より家族や環境に配慮したものを選び、消費するようになっていきました。

しかしそういうことを声高に発信することには何故か抵抗がありました。自分や家族がそんなライフスタイルを楽しみ実践していけばいいとだけ思っていたように思います。

その思いが変わったのが昨年のこと。

2019年に入り、いよいよ環境汚染が深刻化してきて、暑すぎる夏や気候変動にも多くの人が危機感を抱くようになっていきました。本腰を入れなければ持続可能な地球でなくなってしまうかもしれないというニュースをあちこちで目にするようになりました。

それに伴い、2015年に国連サミットで採択されたSDGs「持続可能な開発のための2030アジェンダ」がようやく日本でも広がりをみせてきたのです。
このままの地球ではまずい、意識改革をして、今すぐアクションを起こさねばならない、と多くの人が知ることとなったのです。

あれ? この「SDGs」という言葉で言われていることって、私がなんとなくやってきたことに通じるのでは? という気付きが私の意識を変えていきました。
すると芋ずる式に、エシカル消費海洋汚染といったワードが引っかかるようになり、それらをより知るための講座を受講したりもし出したのです。

とにかく現状を正しく知って、できるだけ多くの方に伝えていきたい。伝えるべきだ。そんな気持ちが大きくなっていきました。

意識高い系と思われるかもなんて考えている方がもはやイケてないし、既にそんなこと言っている場合じゃなくなっている、と私は完全に意識改革したのです。

散歩がてら家族でゴミ拾い。でもこういうことは自分たち「だけ」じゃないはず! 写真提供/高沢江里子