「人民は激怒…」中国改革派学者が発した檄文「衝撃の中身」

新型肺炎で広がる批判の世論
古畑 康雄 プロフィール

「民主国家では起こり得ない」

「武漢肺炎では昨年12月中下旬に感染が確認されたのに、湖北省も武漢市も事実を公表し社会に予防を呼び掛けることなく、それどころか人々に湖北省への旅行を奨励した。李文亮医師らは微信でウイルスのリスクを提示したが、当局はウイルスの問題を解決するのではなく、問題を提起した李氏を『解決』し、『デマを流した』として警察が処罰した。1月18日、湖北省の人民代表大会終了後ようやく、感染データの公表を再開したが、武漢市では4万人が(料理を持ち寄って)集まる「万家宴」を開くなど、あまりにも愚かだった。この間少なくとも3週間の防疫のための時間を無駄にし、一体どれだけの人が感染しただろうか。」

 

「憲政が実施される民主国家では、今回のような危機はおそらく当初から発生しなかっただろう。言論と報道の自由が新型コロナウイルスを初期段階で防ぐことができるからだ。言論と報道の自由は人々に知る権利を与え、ウイルスの感染防止に役立つ。これは2003年のSARSで得た教訓だが、17年たってもいまだに言論と報道の自由は進歩しないどころか、むしろ深刻な後退をしている。武漢市は感染の深刻さを隠蔽し、8人の『デマを流した』人を取り締まり、物言えば唇寒しという恐ろしい雰囲気を作り出した。私は1月18日に武漢の体制内の学者に聞いたが、『それほど深刻ではない』という答えだった。もし言論と報道の自由が開放されていたら、武漢さらに全国で『都市封鎖』」始まってからようやく感染防止に乗り出すというようなことがあっただろうか。」