「人民は激怒…」中国改革派学者が発した檄文「衝撃の中身」

新型肺炎で広がる批判の世論
古畑 康雄 プロフィール

自らの処罰も覚悟

「一方、ここ数年公権力は社会の発展を制限、破壊し、言論統制は日増しに厳しくなり、社会が(今回のような危機に)警報を発する仕組みを弱体化、喪失させた。疫病の大流行に対して、人々の口を封鎖し、更には都市を封鎖することで、人々の心だけでなく人々そのものを死に至らせた。」

 

「つまりは、上から下まで、彼らは(改革開放以降の)40年間で最もどうしようもない指導部であり、だからこそ、憲法35条が定める報道の自由を解禁し、ネット警察による特務的な管理をやめさせ、市民の言論の自由や良心の自由を実現し、市民のデモや結社の自由を認め、国民全体の普遍的人権、特に政治参加の権利を尊重し、ウイルスの原因について、感染を隠蔽した責任者や体制への独立した責任追及の仕組みを発動することが、再建への進むべき道であり、急務とされていることだ。」

さらには市民社会が存在せず、大災害が起きてもお互いに助け合う事ができず、「ビッグデータ集権主義」「微信テロリズム」により国民の言動を支配し、(習近平が)あらゆる改良の可能性を閉ざし、結果的に中国が世界の流れに逆らって孤立を生んだとしている。

だが人々はもはや恐れたり、権力の神話を信じたりすることはなく、世界的疫病が広がり、尊い命が次々と失われていくのを見て「人民は激怒」しており、もはや人々は犬や豚のような奴隷ではなく立憲民主や共和制に向けてのカウントダウンが始まったのだとした。

許氏は最後に、自分がこの文章を発表することで処罰されることも覚悟しており、これが最後の執筆になるかもしれないが、責任逃れはしないとして、「自由とは天賦のものであり、中国の人々も例外ではない、自由が花開くために、たとえ火の湖が前にあろうと、どうして恐れるだろうか」「自分もペンを武器として、正義を求め、正しい道を訴える。今回の疫病に、14億の逃げることができない我らが同胞は、自由の太陽を迎えるため、力を合わせて正義のために命を燃やそう」と呼び掛けている。