積水ハウス・和田前会長が激白「私をクビにした阿部会長に告ぐ」

「行動を起こすことに決めました」
週刊現代 プロフィール

ハウス会は積水ハウスの始祖と評される2代目社長の田鍋健さんが築かれた、協力企業との「共存共栄」の理念の象徴です。

社員や協力企業のために襟を正して経営を行うべきトップが、企業基盤をないがしろにしては、会社が成り立つはずもありません。私は徐々に心配になってきました。

 

新規投資はストップ

昨年、阿部君らは首相官邸に隣接する一等地にある国際赤坂ビルの持ち分の半分を売却してしまいました。

なぜあれほど将来有望なビルをあっさりと売り払ったのか。ある幹部がそっと教えてくれた理由は、「大幅な減収の穴埋めだった」というものです。帳尻を合わせるために将来の利益を先食いする行為だと、その幹部は憤っていました。

不動産業者は、常に不動産を買い続けて「仕込み」をする必要があります。ですがこの2年間は、新規投資はほとんどストップ。別の幹部は「3年後が心配だ」と、深刻な表情で話していました。

こうした話が、どんどん入ってくる。私は阿部君たちに危うさを感じざるをえなくなりました。

しかし、現体制にもっとも強い疑念を抱いているのは、株主の皆さんです。すでに大阪地裁には株主代表訴訟が提起され、会長の阿部君をはじめ現代表取締役の4人が、地面師事件の善管注意義務違反に問われています。

私はアメリカの投資家の皆さんと会合を持ちました。彼らは「なぜ、あなたは解任されたのか」とあの日のクーデターのことを気にされていました。

彼らの目には「阿部は地面師事件の真相を隠すために、あなたを解任したのではないか」と映っているのです。そして、それはおそらく事実です。

というのは、あの日の取締役会に提出された「調査報告書」を、阿部君は今のいままで公表していないからです。調査報告書には、不動産のプロなら一目で分かる阿部君の失態が綴られていました。