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ガリバー電通を「上場来初の赤字転落」させた「巨大時限爆弾」の正体

日本人は「のれん」を誤解している

電通が「上場来初」の営業赤字転落したワケ

第3四半期の決算シーズンも終盤に差し掛かったところで、にわかに「のれん減損」が話題になっている。

その発端は、電通やDeNAなどが発表した、のれんの減損に伴う営業赤字への転落だ。

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特に電通は、上場来初の営業赤字となり、市場に驚きを与えたことは記憶に新しい。

そして、この象徴的な事例によって、株式市場の中で「のれんは諸悪(将来的な減損)の根源」というイメージが根付き、企業の積極的な買収による事業拡大はシナジーを生まない、といった雰囲気が蔓延している。

 

実際に、「のれん減損」という言葉で検索してみると、「のれんは時限爆弾」などと恐怖感を煽る見出しが目白押しである。

たしかに、今回の電通、DeNAの事例はその通りだが、それが市場全体に一般化できるかはまた別問題だ。そこで、この「のれん」を定量的に検証し、株式の投資パフォーマンスに対しての影響を見てみたい。