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東大女子を嫌う男たちがぬけ出せない「悪しき伝統」

なぜ東大女子お断りサークルは生まれたのか

炎上した「東大女子お断りサークル」

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東京大学の女子新入生が、性別を理由にサークルへの入会を断られる事例が多数報告された問題について、同大学の新入生歓迎行事の運営にかかわる学生自治団体は「純然たる差別行為」だとコメントを発表した。

東京大学内では以前から「東大女子お断りサークル」が問題視されてきた。該当のサークルでは、他大学在籍の女子学生の参加は認めるにもかかわらず、東京大学の女子学生には参加を認めないことが、代々受け継がれてきた「伝統」であったという。

これから、女性蔑視について言及する。はじめに、この記事を読んでいる男性にひとことだけ断っておきたい。筆者である私は、あなたが「女性蔑視をしている」と指摘しているわけでも、責めているわけでもない。

女性蔑視はすべての男性が有する思想ではないものの、そうした傾向にある男性が一定数いて、今に至るまで性別を理由に差別される女性たちが存在してきたことを基に、世界中で議論がなされている事象だ。

これを読んだあなたも、身構えずに「こういったことがあるのか」と知って、できれば友人や知人に話題を共有してみてほしい。もしかすれば、意外と身近な人たちが経験している問題だとわかるかもしれない。

 

女性蔑視を行う男性たち

「東大女子お断りサークル」の問題を語るにあたって、女性蔑視的な思想をもつ人々の存在を避けて通ることはできない。

「女性に優位に立たれること」を嫌う男性は少なくない。これまで男性社会の中では、妻や恋人の学歴、収入が自分よりも良いことが「恥ずかしいこと」だとされる側面があった。

おそらく、はじめは「男性は仕事、女性は家事」が一般的だった時代に生まれた「妻と子どもくらい、一人で食わせるのが一人前の男」といった男性同士のプライドが、次第に「一般的に、女は男よりも収入が低い」「男は女よりも賢い」というような、女性を蔑む思想へと変貌していったのだろうと思う。

そしてこの思想は、共働き世帯が一般的になった今でも、彼らの中で「伝統」のように続いている。