狂乱の「スマホPay」バトル、最後に「ツケ」を回されるのはだれか

FeliCa系もクレカ系も反撃へ…!

「スマホPay」還元競争で膨らむ「累積損失」

ヤフーとLINEの経営統合、メルペイによるオリガミのゼロ円買収など、プラットフォーマーの再編が加速しているが、その元凶がスマホPayの巨額投資と累積損失だと言ったらピンと来るだろうか。

事業者が乱立するスマホPayの投資総額は4000億円を超えて各社とも巨額の累損が積み上がり、回収の目処がまったく見えない消耗戦に陥っている。それが各社の経営を圧迫して再編劇を招くばかりか、出店者や消費者にまで負担が及ぶとしたらたまったものではない。

巨額の還元キャンペーンを続けるPayPay

スマホPayの草分けだったオリガミはPayPay(Zホールディングス)が仕掛けた百億円単位のキャンペーン戦に押し潰され、18年12月期の売上2億2200万円に対して営業損失は25億4400万円と前期の13億600万円から倍増して資金繰りに行き詰まり、メルペイ(メルカリのスマホ決済子会社)にタダ同然で買収されることになった。

買収する側のメルペイとて追い込まれているのは大差なく、キャンペーン合戦に巻き込まれて膨大な赤字を垂れ流している。

 

親会社のメルカリは20年6月期第2四半期累計(7〜12月)で国内メルカリ事業が売上を265億円と20%、営業利益を67億円と50%も伸ばしても、139億600万円の営業赤字を計上している。

米国事業とメルペイの合計損失は206億円に上り、19年6月期の137億6400万円の純損失を加えれば、メルペイの累計損失は19年2月に提供を開始してから200億円を軽く超えているはずだ。