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医師が考えた「新型コロナウイルス検定」あなたは何問わかりますか?

デマと煽りにクイズで対抗する

新型コロナウイルス(COVID-2019)のニュースが連日メディアを賑わせている。2月13日現在、中国以外の国での新規感染者数は減少傾向にあるが、中国での流行はまだ治まる気配がない。

コロナウイルスといえば、2003年にアウトブレイクを起こしたSARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスもコロナウイルスである。SARSは9ヵ月に渡って流行し、延べ8000人以上が罹患し、700名以上が死亡した。

今回の新型コロナウイルスについては、中国以外の国での死亡者は少なく、SARSよりは軽症ではないかと推測されている。しかしまだまだ不明な点が多く、これから日本国内で流行が始まる可能性もあり、油断はできない。

 

「インフォデミック」が起きている

同じコロナウイルスの新興感染症であっても、2003年のSARSと2020年のCOVID-2019では社会状況に大きな違いがある。一つはグローバル化によって人の移動が増えたこと、もう一つはIT革命によって情報の流通量が爆発的に増えたことである。

日本を訪れる外国人の数は2003年には521万人であったが、2019年には3188万人になり、中国からの来日客数は45万人から959万人と20倍以上になっている[1]。グローバル化によって人の移動が激しくなると、病原体の拡散も早くなる。同じようなウイルスでも現在のほうが世界に広がるリスクは高い。

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また、情報の拡散スピードも早くなった。2003年にはスマートフォンはまだなく、TwitterもFacebookも登場していなかった。しかし今回の新型コロナウイルス感染症では、各国当局やWHOなどがウェブサイトで日々変化する状況を報告し、新たなニュースはSNSでまたたく間に拡散されている。

情報が簡単に手に入れられるようになったのは良いが、情報量が多すぎて玉石混交になり、デマが流れたり、人々の不安を煽るような記事なども見受けられる。その結果、街中で人々がマスクに殺到して、入手が困難となり、完全にパニック状態となっている。

WHOはこの状況について、警戒レベル最高度の世界的大流行を意味する「パンデミック」ではなく、根拠のない情報が大量に拡散する「インフォデミック」が起きている、と表現している[2]。その結果、アジア人が差別をうけるようなこともすでに起こっている[3]