スタイリッシュなネイビー

パンツスーツは、雅子さまのファッションを代表するスタイルのひとつという印象がありますが、過去のお写真を振り返ってみると、外務省にご勤務されていた頃はスカートやワンピースが多く、パンツスーツの装いが増えたのは、皇室に入られてからのようです。

1993年6月9日に皇太子妃となった雅子さまは、翌年11月、初めての外国訪問として、中東4ヶ国を歴訪されました。この歴訪で雅子さまがお召しになったのは、肌の露出を控えたジャケットとロングスカートのセットアップ、パンツスーツなどが多く、ご訪問先の宗教や文化、気候などを考慮し、念入りにご準備されたことが伺えます。

ロングスカートのセットアップは、鮮やかな赤、淡いピンク、ロイヤルブルー、エメラルドグリーンなど、賓客として宮殿を訪問するのにふさわしい華やかな色を選ばれています。パンツスーツは、オフホワイト、ネイビーのピンストライプ柄など、ベーシックな色柄が多く、主に、屋外でのご視察などでお召しになっていました。ご公務は宮殿で執り行われるものばかりではないので、活動的なパンツスーツをお召しになる機会が増えていったのは、ごく自然な流れだったのかもしれません。

2000年にベルギー皇太子夫妻が来日した際、ご歓待された皇太子同妃両殿下 photo by gettyimages
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2000年9月、天皇皇后両陛下は、訪日されたベルギー王室のフィリップ国王とマチルダ王妃(当時は皇太子同妃)とご一緒に葛西臨海公園などを訪問されました。『ヴァニティ・フェア』誌のベストドレッサーに選ばれたこともあるマチルダ妃は、ライトグレーのパンススーツに、スカーフを巻いたさりげないスタイル。雅子さまは、ダークネイビーのパンツスーツにブローチをつけたシンプルな装いで、屋外での接遇にふさわしいリンクコーデとなっています。