「パンツスーツ」がトレンドに

ここ数年、ファッション界を席巻したラグジュアリー・ストリートがひと段落し、トレンドはエレガントなスタイルに回帰する動きが見られます。2月にニューヨークやロンドンで発表された、2020~2021年秋冬シーズンのコレクションでは、エレガントなボウタイブラウスやクラシックなジャケットスタイルが数多く見られました。ボトムスはパンツが多く、同じ生地で作られたジャケットとパンツを合わせた「パンツスーツ」がトレンドとして浮上しています。

たとえば、ザ・ロウ(THE ROW)のボックスシルエットのビッグサイズのジャケットに少しゆったりとしたロング丈のパンツを合わせたスタイル、ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)のボディラインをほどよく見せるジャストサイズのジャケットに、タイトなシルエットの丈の短いパンツを合わせたスタイルなど、シルエットやサイズ感のバリエーションは豊富です。

また、モノトーンやナチュラルカラーだけでなく、ピンクやラベンダーのようなパステルカラー、レッドやフューシャピンクのようなヴィヴィッドカラー、ローズグレーやオリーブグリーンのようなくすみカラー、チェックやストライプなど、色柄のバリエーションも充実しています。

パンツスーツルックをいち早く取り入れていらっしゃった雅子さま(2004年11月)写真提供/宮内庁
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パンツスーツと言っても、ジャケットとパンツはそれぞれ単品で販売されるものがほとんどです。ハイブランドだけでなく、ザラ(ZARA)やユニクロ(UNIQLO)などにも、パンツスーツとしてお召しになれるジャケットやパンツがあるので、ぜひチェックしてみてください。

パンツスーツは、上下を一緒に着るとワンカラーの装いとなり、上下を別々に着用して着回すこともできます。全身を同じ色で揃える“ワンカラーコーデ”、全身を同じようなトーンで揃える“ワントーンコーデ”といったカラーコーディネートの流行ともリンクしています。

また、ファッションにおいてもサスティナブルであることが、おしゃれだと考えられるようになってきており、着回ししやすいパンツスーツの人気はしばらく続きそうです。今回は、パンツスーツに焦点を当てて、雅子さまのファッションを振り返ってみましょう。